あけましておめでとうございます。更新頻度が相変わらず、上がらないですが、2025年もよろしくお願いいたします。
最近、私はIIJmioからUQmobileへと携帯キャリアを乗り換えました。その際に経験した通信速度の問題と、その解決方法について共有したいと思います。
私が使用しているのは、FS040Wというモバイルルーターです。UQmobileのSIMカードに切り替えた際、このモバイルルーターにはAPNの自動設定機能が備わっていたため、初期設定は特に問題なく完了しました。
しかし、新幹線での移動中に最初の問題に直面しました。通信速度が著しく低下したのです。年末の混雑期であったため、当初は乗客の多さが原因かと考えましたが、モバイルルーターを再起動しても状況は改善されませんでした。
興味深いことに、博多のホテルに向かう途中で突然、通信速度が改善されました。しかし、この改善は一時的なものでした。翌日、仕事でパソコンを接続してみると、再び速度の問題が発生。通信速度は約200kbpsと、まるで制限がかかっているかのような低速な状態が続きました。時折1Mbps程度まで回復することはありましたが、ほとんどの場合は200kbps前後で推移していました。
問題解決のため、まずAPNの設定を確認しました。UQmobileの公式ホームページに掲載されている設定内容と照らし合わせましたが、特に違いは見つかりませんでした。
しかし、設定を詳しく確認していく中で、興味深い発見がありました。モバイルルーターの設定には「IPv4」か「IPv4/IPv6」を選択できるオプションがあったのです。当時の設定は「IPv4」になっていたため、試験的に「IPv4/IPv6」に変更してみることにしました。
この設定変更が、問題を解決する決定的な一手となりました。IPv4/IPv6に切り替えた途端、通信速度が大幅に改善されたのです。
それ以降は一度も低速に戻ることはありませんでした。
この経験を通じて、私は一般のユーザーにとって見過ごしやすい重要な設定項目があることを実感しました。特にIPプロトコルの設定は、技術的な知識がない初心者には気づきにくい要素です。そのため、この経験を共有することで、同様の問題で悩む方々の助けになればと考えています。
モバイルルーターの設定において、IPv6対応を有効にすることで通信速度が改善される可能性があるという点は、特に重要な発見でした。現代のインターネット環境では、IPv6への対応が進んでおり、両方のプロトコルを有効にすることで、より効率的な通信が可能になることがあります。
この経験は、技術的な問題に直面した際、基本的な設定を見直すことの重要性を改めて教えてくれました。時として、小さな設定の変更が大きな改善をもたらすことがあるのです。
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